精密機器の定義とは

最低限の基本機能「エアサスペンション」

精密機器輸送に使われる車両には、基本機能として「エアサスペンション」が取り付けられています。
「エアサスペンション」とは、空気を出し入れするバネを使って車高を常に安定させる仕組みのことです。
従来、「エアサスペンション」は高級乗用車やバスなどに使われ、乗り心地を良くするのが目的でしたが、精密機器の流通が増えるにしたがって、貨物用車両にも導入されるようになりました。

「エアサスペンション」を導入した車両の多くは改造車として車検を通さなければなりません。そのため、単に取り付け費用だけではなく、維持費用もそれなりにかかるのですが、仕事として精密機器を運ぶ以上、避けて通るわけにはいきません。
精密機器運搬用の車両が特殊車両として扱われるのは、単に機能だけでなく、法的な部分でもきちんと意味があるんですね。

「エアサスペンション」以外の機能

精密機器輸送に使われる車両についている特殊機能としては、「エアサスペンション」以外に空調、静電気防止機能、パワーゲート、サイドドアなどが挙げられます。

空調は、特に電子機器の輸送に関して重要です。特に40℃を超えると電子機器はエラーを起こしやすくなるので、空調管理が必須となります。
静電気防止機能も、主に電子機器で重要になってきます。

パワーゲートとは、荷物をリフトのような形で車内に運び入れる機能のことです。
精密機器は振動に弱いため、スロープのような斜め移動を避けなければなりません。
そのため、パワーゲートは精密機器輸送車両の多くに取り付けられています。

サイドドアは、車両の側面から機器を運び入れるために取り付けられます。これも、回転などに伴う機器への振動を防ぐために重要です。

その他、最近では輸送中に事故がなかったことを証明するため、車内にレコーダーを設置する動きも進んでいるようです。


この記事をシェアする